ある程度の資産が貯まり、虚無感に襲われていませんか?
資産形成の初期の頃は、血が通って感じられた資産額が、ある時から無機質に感じます。
積み上げた資産が無機質に感じた途端、虚無感が襲ってきます。
また、資産形成は孤独です。
情報共有をする仲間が居たとしても、
自分の資産を増やせるのは自分だけで、どこまでも個人プレイです。
熱心に資産を増やしている内は問題ないですが、
ある程度資産が増えた後、ふと周りを見渡した時に、強い孤独感を味わいます。
この強い虚無感や孤独感を私が感じたのは、資産が2000万に到達した頃でした。
ここで紹介する本が、『きみのお金は誰のため』という本です。
この本を読み、孤独感・虚無感の原因が、お金に関する視野が狭かったからだと気付きました。
「保存機能」「交換機能」「尺度機能」といった表面的なお金の話ではないです。
お金の流れを通して、社会の捉え方を教えてくれます。
資産形成の初期の頃でも参考になる本ですが、
ある程度ご自身が納得できる資産を築けた人に、一番刺さる本だと思います。
私と同じ境遇の人には、是非、読んでもらいたいです。
あらすじ
ある大雨の日、中学2年生の優斗は、ひょんなことで知り合った投資銀行勤務の七海とともに、謎めいた屋敷へと入っていく。 そこにはボスと呼ばれる大富豪が住んでおり、「この建物の本当の価値がわかる人に屋敷をわたす」と告げられる。 その日からボスによる「お金の正体」と「社会のしくみ」についての講義が始まる。
(東洋経済STOREから引用)
優斗くんと七海さんが、ボスとのやり取りを通して、お金に関する新たな視点を学ぶ小説です。
お金の教養本として一番有名な「金持ち父さん貧乏父さん」と似た構図ですね。
ちなみに、お金の教養に無関係なストーリー部分もしっかりしていて、
ボスが伝えたかったことが記憶に残りやすくなっていました。
絶対に最後まで読んでくださいね。
本の構成
・お金の謎1:お金自体には価値がない
・お金の謎2:お金で解決できる問題はない
・お金の謎3:みんなでお金を貯めても意味がない
・格差の謎:退治する悪党は存在しない
・社会の謎:未来には贈与しかできない
・最後の謎:僕たちはひとりじゃない
(東洋経済STOREから引用)
最終章は「僕たちはひとりじゃない」となっています。
この章まで読み終わった後には、虚無感や孤独感がなくなるはずです。
ただ、この本は小説です。最終章だけ読むことはおすすめしません。
それをすると、記憶へは残らないと思います。
おわりに
資産形成の孤独感・虚無感の対策として、『きみのお金は誰のため』という本を紹介しました。
私自身、メンタルをとても助けられた本ので、かなり推しています。
私と同じように孤独感や虚無感で悩んでいる人は、是非、読んでみてください。
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