あらすじ
2人の少年が、お金持ちを目指して、父親に教えを乞います。
一方の父親は「金持ち父さん」、もう一方の父親は「貧乏父さん」です。
少年達は、「金持ち父さん」の教育を受けることになりますが、この人物がなかなか厄介でした…
「金持ち父さん」は、座学ではなく、少年達に試練を与えることで教育するのです。
少年達は、「金持ち父さん」から何を学んだのか。
大人になった少年、著者のロバート・キヨサキ氏が教えてくれます!
本書籍の良い点
当たり前が、当たり前でなくなる
本書最大の魅力は、これまでの固定観念を覆してくれることです。
朝起きて、仕事に行き、帰って、寝る。休日は、浪費でお金を使う。
そんな、当たり前だと思っている日々が、抜け出すべきループに捕らえられていることを教えてくれます!
資産形成に必要な知識が得られる
「資産」が何なのか、「負債」は何なのか、知らない人は大勢いるでしょう。
本書では、「資産」の説明や、「資産」がどのようなお金の流れを生み出すかを解説しています。
このことを理解することが、貧乏を回避するために必要であることは間違いありません!
素敵なセリフや発想がある
本書では、感銘を受けるセリフや発想がいくつかあります。
その中で、最も気に入ったものを紹介します!
「私を責めるのをやめるんだ。私が問題なんだと思っていたら、私を変えなければそれは解決しない。もし、自分自身が問題なんだと気づけば、自分自身は変えられるし、何かを学んでより賢くなることもできる。」
(「金持ち父さん貧乏父さん」より引用 )
どのように感じるかは、読者次第ですが、私は素敵な発想だと思いました!
本書籍の悪い点
「金持ち父さん」の出番が少ない
「金持ち父さん」が、少年達に教えを与えている構図は、とても魅力的です。
ですが、中盤以降は、大人になった少年が、読者に教える構図となります。
その結果、「金持ち父さん」の出番は、極端に減少します。
「金持ち父さん」に魅了された人は、残念に思うかもしれませんね。
明日からすべき事は示されていない
資産形成に関する発想や考え方については、よく述べられていますが、
「明日、具体的に何をすべきか?」という疑問は残りました。
ここは、少年達と同様に、頭を使わなければならない部分となります!
まとめ
これまで、実際に書籍を読んだ感想を述べてきました。
悪い点についても取り上げましたが、自分が如何に、お金に関して無知であったかを知るには、良いきっかけとなる一冊でした!
お金に関して不安がある人は、是非、手に取ってみてください!
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