高配当株投資において、銘柄を分散させることは重要です。
これは、投資目的を考えても、投資タイミングを考えても、同じです。
今回は、高配当株投資で、銘柄を分散させる重要性について解説します。
その重要性に疑問を抱いている人は、是非参考にしてください。
なお、米国の高配当株投資であれば、優秀なETFが存在するため、
気楽に銘柄を分散することが可能です。
一方、日本の高配当株投資の場合は、有力なETFは存在しないため、
自身で個別株へ投資する必要があります。
日本株で高配当株投資を行う場合は、特に、今回の解説が参考になるはずです。
分散投資とは
分散投資とは、投資のリスク(今後どうなるか分からない度合)を抑えるための投資方法です。
逆に、一点集中で投資する場合は、リスクが増します。
分散の対象は、銘柄や地域(国)、購入時期などが挙げられます。
このうち、高配当株投資で、特に重要な分散は、銘柄の分散です。
地域(国)においては、為替リスクの少ない、自国をベースとすることが多く、
購入時期は、暴落時に大量購入することが理想です。
従って、高配当株投資においては、銘柄の分散が重要となります。
▼分散投資について参考になるリンクです。
高配当株投資の目的と分散の重要性
高配当株投資の目的は、キャッシュフローの強化です。
個人のキャッシュフローを強化するということは、生活費を補うことと同義と言えます。
この目的の達成のために適した投資方法が、分散投資となります。
将来的に、生活の土台となるようなキャッシュフローというのは、
会社員の「給料」と同じです。
この給料が、来月いくら貰えるのか?そもそも貰えるのか?というリスクを孕むと、
安心して生活することはできません。
大幅な増配(=昇給)がなく、面白みに欠けますが、
投資目的を考えると、分散投資が適していると言えるでしょう。
投資タイミングと分散の重要性
高配当株投資の投資タイミングは、株価下落時です。
株価は、常に正しい値であり、それが下落しているということは、
業績不振や将来にマイナス要因があることを示しています。
業績が振るわない場合は、減配の可能性もあり得ます。
また、株価大暴落の際は、倒産の可能性すらも考慮されているかもしれません。
つまり、高配当株投資の投資タイミングは、危険度が高いのです。
このように、高配当株投資は、投資タイミングがある程度決まっており、
しかもそのタイミングは、危険度が高い状況です。
購入時期の分散はほとんどできないような投資法であるため、
銘柄を分散させることで、最悪(=集中投資で無配転落)を避ける必要があります。
高配当株投資は銘柄を分散しよう
本解説のまとめです。
高配当株投資の目的は、キャッシュフローの強化です。
その目的を考えると、リスクをなるべく抑える必要があります。
しかし、分散する対象として、地域(国)と購入時期は分散させづらい事情があります。
従って、少なくとも銘柄だけは、分散させるようにしましょう。
今回の解説が、日本の高配当株投資の際に、参考となれば幸いです。
最後まで、ありがとうございました。
コメント