NTT(9432)、三菱商事(8058)、伊藤忠商事(8001)は、優良株として有名ですが、高配当株としても非常に有名です。連続増配年数は、NTTが12年、三菱商事が7年、伊藤忠が8年と優秀で、いずれも売却時の次期は増配予想を発表しています。
そんな、非常に強力な銘柄である3社ですが、2023年の5月にNTTを、6月に三菱商事、伊藤忠を売却しました。
この判断が正しかったのかは、数年後にしかわからないので、利確した理由について言語化し、備忘録として残そうと思います。
「そういう考えもあるんだなぁ」と参考になれば嬉しいです。
NTT :4,210円で100株売却 +189,000円
三菱商事:7,180円で200株売却 +811,100円
伊藤忠 :5,413円で100株売却 +189,700円
共通の売却理由
配当利回りが低下した
売却当時、それぞれの株価は非常に高い位置にありました。以下は売却した日の株価チャートです。
▼NTT

▼三菱商事

▼伊藤忠商事

この株価の上昇により、配当利回りは3%を下回り、高配当株としては、魅力が落ちてきた時期でした。最大の売却理由は、この利回りの低下です。
保有株の評価方法として、取得株価に対する利回りで評価する方法もありますが、これは私には適していないと考えています。この評価方法では、値上がり益をほぼ無視するようなものであり、入金力が高い人でないと成立しないと思っています。
まだまだ値上がりするかもしれませんが、値上がりだけを期待するのは、高配当株投資ではない投資手法です。配当金を増やす軸をブラさず、売却に踏み切りました。
類似の銘柄を持っていた
同じ業種の銘柄は、似たような動きを見せることが多いです。そういった銘柄を持っていたことも、売却の後押しとなりました。
ちなみに、売却当時は、類似の銘柄としてKDDI(9433)、丸紅(8002)を保有しています。
KDDI(9433)を残した理由:利回りと株主優待
丸紅(8002)を残した理由:利回り
NTTの売却理由
増配率が高くない
ジリジリと株価が上がる中、本決算発表を待ちました。
決算の増配部分を確認すると、120円→125円の増配で、これは、約4.2%の増配率です。
ここ数年、大きな増配は見られませんでしたが、今回も大喜びできる程の増配ではありませんでした。
この増配率が続く場合、今の株価のまま約10年待って、利回り4.48%になります。それだけ待たないといけないのであれば、今、約5%の利回りがある銘柄を買った方が、良いように思いました。
決算確認後の後出しじゃんけんで売買ができる点は、長期投資の良いところですね!
今後、買いやすくなる
売却時には常に意識していることですが、売却した銘柄とは今生の別れではないので、欲しくなれば、また買えば大丈夫です。
今後、NTTは25分割になり、2万円もあれば購入可能になります。株価が下落して、魅力的な利回りになれば気軽に買えるので、売却のハードルは低かったです。
SNSで持ち上げられすぎた
あまのじゃ子(※)です。やはりKDDI。
(※auのCMキャラクター。あまのじゃくな性格。)
三菱商事/伊藤忠商事の売却理由
欲しい株と業種調整
決算資料を確認していると、気になる銘柄がありました。日本曹達(4041)と未来工業(7931)です。
しかし、現金がなかったので、必然的に株を売却することになります。そこで気にしたのが業種偏りです。以下の円グラフは、売買前の業種別配当割合です。

三菱商事と伊藤忠が含まれる「卸売」からの配当が多く、非常にバランスが悪い状況でした。そこに、株価上昇のタイミングがあり、総合商社を売却することになりました。
おわりに
ここまで、NTT/三菱商事/伊藤忠商事を売却した理由をまとめました。
正解が分からない投資の中で、配当に着目するという軸が、今回の売却につながりました。
そうすることで、利益を逃すこともあると思いますが、納得して結果を受け止められる気がします。


