2020年7月28日、中間配当金を減配する発表がなされました。
これにより、30期以上続いた累進的な配当金の成長が終わったことになります。
この結果を受け、最終的にキヤノンを売却する判断をしました。
今回は、売却までに考えたことのお話です。
すべて私の投資の話です。投資判断は自己責任でお願いします。
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購入時の根拠が崩壊してしまった…
キヤノンの配当金は、累進的に成長していたことで知られていました。
下のグラフは、1991年~2019年の配当金推移です。

一方で、配当性向については、たまに100%を超えるなど危険な水準を記録していました。
自分の投資方針として、ここまで配当性向が高い銘柄は手を出しません。
ですが、キヤノンは30期以上減配をしなかった実績があり、特例的に購入しました。
今回の減配により、この購入時の根拠がなくなったことになります。
「30期以上減配がないが、直近で減配しました。
過去の配当性向は、たまに100%を超える水準です。」
このキヤノンを買いますかと聞かれたら、私は「No」と答えます。
「期待したシナリオと違った動きをしたら売却する」
投資のみならず、投機に関しても言われている基本の考えです。
減配額が大きかった…
減配の可能性については、想定していました。
しかし、減配額は想定より大きかったです。
今回、中間配当金については、半額になりました。( 80円→40円 )
振り幅だけを考えると、半額になる可能性を有しているのなら、
倍になる可能性も期待したいところです。
ですが、キヤノンの現状として、
数年で配当金を大幅upする期待は、私には持てなかったです。
「減配の振れ幅が大きく、増配の振れ幅が小さい」
こう考えた点は、手放した要因です。
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今生の別れではない
今回、売却を行いましたが、再び実績が積み上がってきたら購入します。
また、あくまで、
「過去の配当金実績だけを見て購入したから、こういう判断になった」
という話です。
別の優れている点に気づいたら、購入を検討するかもしれません。
いずれにせよ、二度と買わないという縛りはないです。
キヤノンの成長を陰ながら応援しています。
損益
【購入株価】2,244円
【売却株価】1,900円
【株数】100株
【損益】-34,400円
株牧場状況
【 現在の総投資額 】
3,318,414円 (前回から -224,400円)
【 配当利回り(税引き後) 】
3.7%
【 配当金月収(税引き後) 】
10,149円
【 目標までの投資額 】
96,681,586円
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